食べ過ぎない魔法の知恵~影響次第で、人はゴム味ポップコーンでも食べ過ぎる~ [病気や怪我、健康管理の話]
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子連れで外食。行きやすいお店の1つがマクドナルド、ということで重宝されている方も多いのではないでしょうか。
行きやすさの理由は、お店が“子どもが来ることを前提として運営されている”ところにあると思います。存分に動ける遊び場を併設している店舗も多いですし、なんといってもハッピーセットは子供心をがっちり掴む、お得なセットになっています。
そんな皆に人気のマクドナルドですが、気をつけなければいけない点もあります。それは、カロリーや栄養の問題。
私自身はマクドナルドやファストフードそのものが悪いとは思っていません。
でも、偏ってしまってはいけない。
使いやすいマクドナルドだから、ついつい行き過ぎる・・・ということもあるかもしれません。
そこで、今回は上手な食事管理について考えてみたいと思います。
ある映画館で、次のような実験が行われました。
・映画を見に来た人に、無料でポップコーンを配布する
・配布されるポップコーンの容器の大きさは2種類あって、1つは小さく、もう1つは大きい
・ポップコーンの味は、最悪に不味い
この実験で使われたポップコーン、とてもまずいらしく、曰く「まるでゴムでも食べているようだ」ということ。無料で配布されたことも忘れ、思わず返金を要求するお客さんまでいたとか。
さて、大きい容器と小さい容器で分けられた2つのグループ。食べた量はどうだったかというのが調査の目的。つまり、容器の大きさは食べる量に影響を与えるのか?
結果、大きい容器で渡されたグループの方が、小さい容器のグループより多めに食べていることが分かりました。
ゴムのような味で、無料にもかかわらず思わず返金要求してしまうくらい不味い・・・のにです。
どのくらい多く食べてしまったのかというと、大きいサイズのグループの方が、平均173キロカロリー多く食べている。概算で21回、小さいグループよりも多く容器に手を突っ込み、平均して1.5倍食べたという結果。
つまり、食べる量は容器の大きさに影響するということです。
この調査が書かれていたのは、この本です。
この本には、他にも様々な実験が紹介されています。食べ物の置いてある場所、見た目の影響、容器の使いやすさなど・・・。
それらを通してわかることは、
・私たちはお腹が空いているから食べているのではない。
・見た目や環境など、色々なものに影響を受けて食べているのだ。
ということです。
さて、冒頭に紹介した記事では、アメリカのマクドナルドでは今後カロリー表示を明記し始めるということ。
アメリカの話なので、日本国内ではいつ、どうなるのかは分かりません。
美味しさと魅力的なオマケにつられて、ついつい通いがちなファストフード。
もし“行き過ぎかな?”という自覚があるのでしたら、先ほど紹介した本を参考に、環境を変えてみるのもいいと思います。
不味いゴム味でも食べ過ぎちゃうんだから、美味しかったら尚さらですよね・・・。
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タグ:食べ過ぎ
2012-09-13 17:43
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