春から子供は要注意。新しい感染症が日本に上陸 [病気や怪我、健康管理の話]
ダニに噛まれることによって発症する、新しい感染症が日本国内で初めて発見されました。
草むらなどで遊ぶ機会の多い子供のいるご家庭は、この春以降注意してください。また、幼稚園や保育園、学校も、情報として把握しておいたほうがいいと思います。
これは、「重症熱性血小板減少症候群(以後、SFTS)」というもので、このウイルスを保有するマダニ類に噛まれることによって発症します。
2009年頃に中国で原因不明の集団感染が報告され、昨年日本で初めて確認されたとのこと。日本国内の感染者は成人女性で、最近の海外渡航歴もなく、しかも既に亡くなっています。
恐ろしいのは、致死率が高いこと。
致死率は10~30%と言われています。
このマダニという種類のダニは、アジア・オセアニアに広く分布し、日本国内にも青森以南に生息しています。固い外皮に覆われた比較的大型(吸血前で3~4mm)のダニで、主に森林に、しかし市街地周辺でも見られます。
子供は、注意しても草むらに入って遊んだりしますよね。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して、肌の露出を少なくすることが重要になります。
不用意に草むら等には入らないほうがいいとは思いますが、そうはいかない事も多いと思いますので、できるだけ大人が注意してあげてください。
また、先ほどダニに噛まれることで発症すると書きましたが、中国では人同士の接触による感染も報告されています。空気感染などはないようですが、万が一、身近で感染者が出た場合は、血液や体液、排泄物などに直接触らないよう気をつけてください。
潜伏期間は噛まれてから6~14日程度。
症状は、原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が中心。
時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)が起こるそうです。
このマダニの活動が活発になる春から秋にかけてが要注意の時期です。
今のところワクチンなどはなく、対処療法のみ。
わからないことが多く、不安ですが、頭の片隅にでも置いておいてください。
下記の厚労省のサイトでは、Q&Aなど色々な情報が掲載されています。ご参考にどうぞ。
・中国で近年報告されている新しいダニ媒介性疾患の患者が国内で確認されました(厚労省)
草むらなどで遊ぶ機会の多い子供のいるご家庭は、この春以降注意してください。また、幼稚園や保育園、学校も、情報として把握しておいたほうがいいと思います。
これは、「重症熱性血小板減少症候群(以後、SFTS)」というもので、このウイルスを保有するマダニ類に噛まれることによって発症します。
2009年頃に中国で原因不明の集団感染が報告され、昨年日本で初めて確認されたとのこと。日本国内の感染者は成人女性で、最近の海外渡航歴もなく、しかも既に亡くなっています。
恐ろしいのは、致死率が高いこと。
致死率は10~30%と言われています。
このマダニという種類のダニは、アジア・オセアニアに広く分布し、日本国内にも青森以南に生息しています。固い外皮に覆われた比較的大型(吸血前で3~4mm)のダニで、主に森林に、しかし市街地周辺でも見られます。
子供は、注意しても草むらに入って遊んだりしますよね。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して、肌の露出を少なくすることが重要になります。
不用意に草むら等には入らないほうがいいとは思いますが、そうはいかない事も多いと思いますので、できるだけ大人が注意してあげてください。
また、先ほどダニに噛まれることで発症すると書きましたが、中国では人同士の接触による感染も報告されています。空気感染などはないようですが、万が一、身近で感染者が出た場合は、血液や体液、排泄物などに直接触らないよう気をつけてください。
潜伏期間は噛まれてから6~14日程度。
症状は、原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が中心。
時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)が起こるそうです。
このマダニの活動が活発になる春から秋にかけてが要注意の時期です。
今のところワクチンなどはなく、対処療法のみ。
わからないことが多く、不安ですが、頭の片隅にでも置いておいてください。
下記の厚労省のサイトでは、Q&Aなど色々な情報が掲載されています。ご参考にどうぞ。
・中国で近年報告されている新しいダニ媒介性疾患の患者が国内で確認されました(厚労省)
2013-01-31 13:00
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