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中国の大気汚染物質と花粉症 [病気や怪我、健康管理の話]

気象情報会社「ウェザーニューズ」によると、東京、埼玉、栃木、群馬の1都3県で花粉症がシーズン入りしたとのこと。
花粉症患者にとっては憂鬱な季節ですが、今年はもう1つ心配なものがあります。

それは・・・。

最近話題になっている、中国からの大気汚染の件です。

心配されている汚染物質は直径2.5マイクロメートル(1マイクロは100万分の1)以下の微小粒子状物質「PM2.5」というもので、車や工場の排ガスに含まれています。
とても小さいので普通のマスクでは防げません。
吸い込むと、肺の奥や血管に入り込み、ぜんそくや不整脈などを発症させる恐れがあるほか、肺がんの増加につながるとも指摘もあります

日本の環境省は「ただちに健康に影響が出るレベルではなく、冷静な対応を」と呼びかけていますが、日本各地で国内基準である35マイクログラムを超える数値が観測され、不安が広がっています。

・福岡市では1月31日、1日平均52・6マイクロ・グラムを観測
・大阪府枚方市では1月13日に63マイクロ・グラムを観測
・広島県福山市では2月2日に61マイクロ・グラムを観測
・東京都内では今年に入ってから1日平均5~30マイクロ・グラムを観測
※東日本では西日本と比べて観測データが不十分で傾向が分かりづらい
・中国大気汚染、西日本に不安…国の基準値上回る(読売)

電気店では空気清浄機の問合せが急増しているとか。

徐々に暖かくなり、子どもたちも外遊びの増える時期です。
過度に反応する必要なないと思いますが、詳細がわからない現状では、何も心配しなくていいというわけではないと思います。
汚染状況を確認できるサイトがあるので、呼吸器や循環器に心配のある人、子どもが喘息持ちの場合などは、濃度の濃い日には外出や外遊びを控える、そういう対策も必要かもしれません。

・環境省のホームページ「そらまめ君」
・大気環境学が専門の竹村九州大准教授のサイト「SPRINTARS」

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  • メディア: ホーム&キッチン






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死んでいる鳥には近づかないように・・・鳥インフルエンザの驚異 [病気や怪我、健康管理の話]

鳥インフルエンザというのはご存知でしょうか?

もう何年も前から心配されている感染症で、本来であれば名称のとおり、鳥がかかるインフルエンザです。

10年以上前にH5N1型の鳥インフルエンザウイルスが鳥の間で大流行しました。

そして、恐ろしいことにこのウイルスは鳥から人間に感染することがあり、人間に感染した場合の致死率が60%と非常に高かったのです。

ですがその後、ほとんど人から人に感染することがなく、しかし将来人から人に感染するよう変異する可能性があるとされ、ずっと心配されてきました。

心配され続けて10年以上が立ちます。

その間に、豚から発生した“新型インフルエンザ”が流行しました。
鳥由来の高い致死率のインフルエンザに戦々恐々としていた世界中の専門家たちは、だから豚インフルにも手を抜くことなく、必要以上の反応を示しました。

結果、犠牲者は多く出たものの、「大騒ぎしたほどではなかった」ということで、肩透かしを食うような印象のみが残りました。


ですが、H5N1型鳥インフルエンザの驚異は、決して消え去ったわけではありません。

数こそ少なくなったものの、今でも世界の各地で感染者が見つかっています。
1月にも、カンボジアで感染者が5名確認されました。

・カンボジアで鳥インフルエンザの患者が発生しました
報道によると、1月9日に8ヶ月の男児が、11日には17歳の女性が、13日には35歳の男性と17ヶ月の女児が、そして15日に9歳の女児の感染が確認されました。

これら5人の患者のうち、4人が死亡。助かったのは8ヶ月の男児のみです。

初動調査の結果では、人から人への伝播を支持する根拠はないと言われていますが、ちょっと心配なニュースですね。

鳥インフルエンザに関して、日本は決して他人ごとではありません
日本の野鳥でも、過去にこのウイルスが発見されたことがあるからです。

不用意に、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気の鳥や死んだ鳥に近寄ったりしないようにしましょう。
現地(今回発見されたカンボジア)ではもちろんですが、日本国内でも、不用意な鳥との接触は少し気をつけたほうがいいと思います。

子どもはとても好奇心が旺盛なので、少なくとも「死んだ鳥には近寄らないように」くらいは言っておいた方がいいと思います。

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共通テーマ:育児

春から子供は要注意。新しい感染症が日本に上陸 [病気や怪我、健康管理の話]

ダニに噛まれることによって発症する、新しい感染症が日本国内で初めて発見されました。
草むらなどで遊ぶ機会の多い子供のいるご家庭は、この春以降注意してください。また、幼稚園や保育園、学校も、情報として把握しておいたほうがいいと思います。

これは、「重症熱性血小板減少症候群(以後、SFTS)」というもので、このウイルスを保有するマダニ類に噛まれることによって発症します。
2009年頃に中国で原因不明の集団感染が報告され、昨年日本で初めて確認されたとのこと。日本国内の感染者は成人女性で、最近の海外渡航歴もなく、しかも既に亡くなっています。

恐ろしいのは、致死率が高いこと。
致死率は10~30%と言われています。

このマダニという種類のダニは、アジア・オセアニアに広く分布し、日本国内にも青森以南に生息しています。固い外皮に覆われた比較的大型(吸血前で3~4mm)のダニで、主に森林に、しかし市街地周辺でも見られます。

子供は、注意しても草むらに入って遊んだりしますよね。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して、肌の露出を少なくすることが重要になります。
不用意に草むら等には入らないほうがいいとは思いますが、そうはいかない事も多いと思いますので、できるだけ大人が注意してあげてください。

また、先ほどダニに噛まれることで発症すると書きましたが、中国では人同士の接触による感染も報告されています。空気感染などはないようですが、万が一、身近で感染者が出た場合は、血液や体液、排泄物などに直接触らないよう気をつけてください。

潜伏期間は噛まれてから6~14日程度。
症状は、原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が中心。
時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)が起こるそうです。

このマダニの活動が活発になる春から秋にかけてが要注意の時期です。
今のところワクチンなどはなく、対処療法のみ。

わからないことが多く、不安ですが、頭の片隅にでも置いておいてください。

下記の厚労省のサイトでは、Q&Aなど色々な情報が掲載されています。ご参考にどうぞ。
・中国で近年報告されている新しいダニ媒介性疾患の患者が国内で確認されました(厚労省)

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